【展覧会概要】
作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太の3名によるプロジェクト『なむはむだはむ』。本プロジェクトは、「子どもたちのアイデアを大人たち(プロのアーティスト)がなんとか作品にする」というコンセプトで2017年に始まり、舞台を様々に変えて実践を重ねてきました。彼らは、子どもたちと共にワークショップを実施し、そこで生まれたアイデア(物語)を見つめ、解釈し、身体表現、音楽表現を伴う舞台作品や映像作品等としてアウトプットしています。
効率的で、秩序に制御された忙しないこの社会で、子どもたちが想像する世界。物語として彼ら彼女らが映し出すこの世界の一断片を、アーティストが多方面から手探りでアプローチし、核は残したままこねくりまわしてかたちにします。
本展では、美術家・彫刻家の金氏徹平も加わり、初めて展覧会としてクリエーションを展開させます。人々、言葉、イメージが絡まり合う当館と、『なむはむだはむ』の実践が衝突することでしょう。子どもと大人の表現が真正面からぶつかり合う本展を、どうぞご体験ください。
※「なむはむだはむ」は、ワークショップ中に子どもたちが生み出した、死者を弔うための言葉です。