Column
サイトウ兄弟往復書簡
その2 本を読んでいて影響を受けること
(サイトウ弟)
往復書簡。あっという間に自分の番になってしまった。
往復書簡。あっという間に自分の番になってしまった。
前口上 色々なことが起き続けているお笑い界隈、今は変化の渦中なのでやたらと気ぜわしい。
『ランナーズ』(2024年1月号)付録のランナーズダイアリーが欲しいためについに専門誌に手を出した。
私は立ち呑み屋が好きだ。何がそんなに好きなのか改めて考えてみると、安い、早いは勿論、ゆっくりと腰掛けて呑むより、立ってでも呑みたい酒好きたちが集まる猥雑な雰囲気が好きなのかもしれない。
何故ここまで近年おぢに惹かれるのだろうか。自身の年齢のせいか、いや昔からか。
眠れぬ夜に、彼女はやってくる。ふ、と夜の香りがして、(夜露と暗がりの苔むす匂い、冷たくてよそよそしい匂いだ)気づくと彼女は私の隣で眠っている。
かれこれ20年近く足に違和感があった。まるで腰の辺りまで雪に埋もれた状態で歩くような重みが両足にのしかかるのだ。
前口上 先日行ったお笑いライブ中、おほほ、今日もおもしろいね、とご機嫌で見ていた時、後ろで携帯のアラーム音が鳴った。
GO ONの原稿を書いてみないかと弟に誘われた。