Exhibition

かこさとしの世界展
だるまちゃんもからすのパンやさんも大集合!
【終了しました】 群馬県立館林美術館

【展覧会概要】

日本を代表する絵本作家であるかこさとしは、32歳の時に最初の絵本『だむのおじさんたち』(1959年/福音館書店)を出版して以来、「だるまちゃん」シリーズ、「からすのパンやさん」シリーズといった物語絵本から、『かわ』、『地球』、『海』といった科学絵本、美術や歴史の絵本にいたるまで多岐にわたる著作を生み、現在でも子どもたちをはじめ多くの人々に親しまれています。

19歳で終戦を迎え、自らの生きる意味を見失っていたかこは、児童演劇を通して子どもたちとふれあい、これからを生きる子どもたちの役に立つことに希望を見出します。こうした姿勢は、かこの絵本制作の原動力になりました。

本展では、かこが少年時代に描いた絵や、創作の礎となったセツルメント(ボランティア福祉活動)時代の紙芝居、これまで発表されることのなかった絵本の原画や下絵などの貴重な作品と資料が一堂に会するとともに、群馬県や館林にゆかりのあるモチーフを描いた作品も特別展示します。長きにわたるその創作の軌跡を辿りながら、かこがどんな想いで子どもたちと向き合い、絵を描き、絵本を作ってきたのかをひもときます。

かこさとし(加古里子)プロフィール
1926年、現在の福井県越前市に生まれる。東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。児童文化の研究者でもあり、出版を中心に幅広く活躍した。作品は「だるまちゃん」シリーズ、『からすのパンやさん』、『はははのはなし』、『うつくしい絵』、『とこちゃんはどこ』、『伝承遊び考』など 600点余。2008年菊池寛賞受賞、2009年日本化学会より特別功労賞を受賞。2018年逝去。享年92歳。

※施設の利用状況に関しては群馬県立館林美術館のWebサイトをご確認ください

Place

群馬県立館林美術館
群馬県立館林美術館

広大な自然の中に佇む群馬県立館林美術館は、どこをとっても絵になる素晴らしいロケーションが魅力的。朝から夕方まで、ゆっくりと過ごしたい場所である。