【展覧会概要】
150年続いた戦国時代、文正元年(1466)から天正18年(1590)まで120年以上にわたり足利の地を治めたのが足利長尾氏でした。各大名がしのぎを削り日々勢力域の変化する時代、歴代長尾氏は離合集散を繰り返しながら、各勢力のはざまに位置するこの地を治め続けたのです。
明日をも知れない極度の緊張した時代背景の中、歴代足利長尾氏は独自の価値観と美意識を作り上げます。芸術文化そして学びを重視するその気風は、今に受け継ぐ『歴史と文化のまち足利』の源流といえるでしょう。
本展では、足利市制100周年記念事業として、歴代足利長尾氏が愛し、育み、その命脈を今に伝える多彩な芸術文化、そして先人たちの努力により脈々と足利学校へ受け継がれる学びの文化をご紹介します。