Column
追憶の東京〜地図のような文章〜 （特別編）
クリスマス・ストーリー
大学3年生の時、友人の市川くんとりょうじさんと山さんと雑誌を作ろうと僕が言い出して、『un un』という雑誌とも小冊子とも言えないレベルの紙を綴じただけのようなものを作った。
#小説
Column
いるのにいないだれか 11
―綿菓子―
どのくらいの時間が過ぎていったのかはわからないけれど、少なくとも私のなかでは待っている人の中に苛立ちや何か異常な事態になった心配を生じさせる時間は経っていたのではないかと不安になって、そのまま立っていた。
Feature
<11/26開催！GO ON SHOP Vol.2>のお知らせ
轟音編集人、佐藤一花、ボンジュール古本、古書自由が栃木県足利市「なべのそこ」で、自作zine・グッズ・数量限定福袋・古本などを販売するイベントを開催します。
Column
私的村上春樹ブックガイド02
安西水丸と和田誠の話
2022年の8月、9月と続けて和田誠展（新潟県）と安西水丸展（千葉県）に行ってきた。すっかり忘れていたのだが、昨年も世田谷文学館まで安西水丸展を見に行っていた。
Column
いるのにいないだれか 10
―流れる―
今日は大丈夫な気がする、と力を抜いた所作で別盛りパクチーを自分のフォーの上にのせ、堂々と食べた。
Column
いるのにいないだれか 9
―パラドックス―
「おはよう、タマキ。あのさ、今日の予定はあるの？」
Column
私的村上春樹ブックガイド01
カルトについて 〜『アンダーグラウンド』『約束された場所で』あとがきを読んで〜
2022年7月の参議院選挙前に起こった元首相の襲撃事件が思わぬ展開を見せている。
Column
いるのにいないだれか 8
―BFF―
洗顔を終えて、タオルで顔をぬぐいながら、洗面所の窓からとなりの家のかりんの木を見上げる。
Column
いるのにいないだれか 7
―夜の途中で―
カオルの長い腕で結合された塊がほどけたのは、むせてしまった私のせき払いのせいだった。