Column
酒場奇太郎
〜仕事〜
「暮しが仕事 仕事が暮し」 敬愛する陶芸家・河井寛次郎の言葉だが、私もこれに全く同意見である。
「暮しが仕事 仕事が暮し」 敬愛する陶芸家・河井寛次郎の言葉だが、私もこれに全く同意見である。
心を開いて誠を見たい私。夏の土用が明け、気のせいにしていた体調も機嫌もそこそこになっていた。
20帖はあろうかというリビングには大開口の窓があり、そこから望む景色に視界を遮るような建物もなかった。
渋谷の再開発の影響で2018年に惜しまれつつ閉店した『富士屋本店』で、一体どれだけの量の酒を呑んだだろうか。
これから私が考えるのか 考えずに誰かの声明を自分のものとして生きていくのか
先日、出張で横浜に来た高校時代からの友人と桜木町の『はなみち』で呑んだ。
どうでも良いことばかり考えてしまう。点々と考えて、本筋が見えないことばかりだ。
「カッコ良さそう」という理由だけで大学では心理学を専攻していた。
私は立ち呑み屋が好きだ。何がそんなに好きなのか改めて考えてみると、安い、早いは勿論、ゆっくりと腰掛けて呑むより、立ってでも呑みたい酒好きたちが集まる猥雑な雰囲気が好きなのかもしれない。