Column

オレ超ラッキー♥またまたラッキー♥ダブルピースでキメ!! その2

Ladybird Studio

このコラムを皆さまが目にしてから何日かすると(12月17日〜19日)、今度は太田市にある喫茶室サロン かぜくらさんで『手描き染め&手しごと展』が開催されます。喫茶室サロン かぜくらさんは、元々は酒蔵さんで建物も趣があります。ぜひ遊びにいらしてください。

そして11月6日・7日に日限地蔵尊観音院さんで開催された個展へ足を運んでいただき、ありがとうございました。控えめに言っても成功だったかなと思います。場所のチョイスもよかったみたいで、いらっしゃった方は、皆さま喜んでくれました。そのせいで自分の作品も5割増で、よくみえたように思います。

ほんとに今回は運良くいろいろなことがトントンと進んだのでよかったです。もちろん課題も反省もあるものの、楽しかったのでそれが1番よかったです。

そして新たな「ラッキー」も起きております。「ラッキー」が続きますね。

リーフレットやDMなどのSPツールを自分で全部つくって、それが1人だと気楽だということでした。そう。1人は大変だけど気楽でもあります。人生すべからく、気楽に、気軽に、身軽で、楽しく、自然体で、ゾロゾロすることなく、マイペースで行きたいものです。

続けてこのままいろいろ書きたいところなのですが、もう終わったことなので、クドクドと語り続けるのもなんだかおもしろくないのでやめます。とにかくいろいろと運良くことが運んで個展までこぎつけました。ご協力いただいた皆さま、ならびにご来場の皆さま、ほんとうにありがとうございました。

個展で少し収入があったので、なにか自分へご褒美でもしようかな思っているのだけど「どうしたものか?何を買おうかな?新しいMacでも買おうかな?」でもイラレとフォトショしか使わないし、今あるものをあと15年つかうつもりだからまぁいいや。

「お茶の釜でも買って遊びでお茶でもたてようかな?」どうせそんなの2週間で飽きることは目に見えているし、モノが増えるのが嫌なのでやめとこう。

「とくに欲しい服もないし、カンペールのシューズでも買おうかな?」これもけっこう持っていて、いくつか捨てたいくらいなのでナシ。

「仕事の道具でも買おうかな?上等な刷毛や筆でも買おうかな?」でもCAINZで売っているもので染め物ができるようになる、っていうのを今のところ目指しているので、やめておこう。

「ギターとか音楽をする道具でも買おうかな!?これ!良いかも!」いやいやそんなの無理ムリ。というか、面倒くさいや。

「ん〜。何かないかな?バドミントンのラケットでも買おうかな?」いやいや、3本も持ってるし。

そうして、とくに欲しいものなんてないことに気付くと、そんなことを考えるのがなんだかバカバカしくなってきてしまった。

そんなときはコーヒーを飲みながら栗落雁でもコリコリかじりつつ、YouTubeでもみるのが1番であることを僕は知っている。YouTubeはすばらしい。くだらないもの、懐かしいもの、ちょっとエッチなものからバドミントンの国際試合までなんでもある。ポケーっとアホ面をしながらいろいろみていると、気になるタイトルが目に飛び込んできた。

『【実況】メトロイド ドレッド#01』。

「ん?こ、これは!?なんと!?あのメトロイドの最新作ではないか!?」
 
メトロイドとは任天堂のディスクシステムの時に発売されたゲームで、ゼルダの伝説とともに以後シリーズとなっているゲームである。

(ネタばれ注意)主人公である銀河系最強のバウンティーハンターであるサムス・アランとメトロイドという危険な生命体、スペースパイレーツの陰謀などの話で、以後のシリーズでは『X』、『鳥人族』などとの関係も明らかになってくる。

僕が小学校高学年のころ最初のメトロイドが出た。2Dスクロールで探索型でパワーアップアイテムが各所に散らばっているというゲームで、当時衝撃だった。以後僕は『スーパーメトロイド』、『メトロイドフュージョン』、『メトロイドゼロミッション』、『メトロイドアザーエム』とやっていった。

まだ3Dものでやっていないものはあるが、まあそれはおいておいて、今回のこの『メトロイド ドレッド』は久々の2Dなのだが、とにかくアクションとCGがかっこいい。

パワーアップアイテムも増えている。僕が注目したのが今作に出てくる『E.M.M.I.』というロボットである。これは作中の銀河連邦のロボットで未知の惑星の探索につかわれるロボットで、なぜかサムスの的となってあらわれる。

この『E.M.M.I.』の動きがイギリスの映像作家のクリス・カニンガムの作品を彷彿とさせるのだ。彼は80年代のAphex Twinのプロモーションビデオ(今のミュージックビデオですね)やビョーク、マドンナなどのそれもつくっていて、CGを駆使した彼の作品は当時衝撃だった。彼はゲームの開発に携わっていないが、それを彷彿させるCGのクオリティでつくられた『メトロイド ドレッド』はやっぱり魅力的だ。

「Nintendo Switchを買おうかな」と思ったけど、もう少し中古が安くなってからにしよう。ここのところ染め物も楽しいから、しばらくはゲームがなくても飽きないだろう。

メトロイドシリーズの内容の話にもどると、多くの人を虜にするその魅力の最大の理由の1つは、サムス・アランが「女性」であるというこだと僕は思う。強い女性像とかそんな陳腐なものではなく、彼女が自分の宿命に対して「1人の人間」として勇敢に立ち向かってゆくその姿が感動をもたらすのだ。

彼女がスクリューアタックで敵を粉々にして死に至らしめる時、我々は彼女の怒りを目の当たりにして驚き、彼女のプラズマビームがあまたの敵を貫いて切り刻む時、我々は危うく、か弱い「正義」というものの存在を信じる価値があるかもしれないという、かすかな「希望」を心の奥底に感じる。

皮肉にも彼女が『メトロイド』や『X』という倒すべき敵を媒介として自分の力とした超破壊的能力のハイパービームで、ラスボスを跡形もなく焼き払うとき、我々は彼女のアイデンティティや背負った宿命がもたらす、彼女がかかえる痛みそのものを共有できるのだ。

※手描き染め工房BLOSSOMの詳細はこちらからご覧いただけます。

Creator

Ladybird Studio 杉戸岳

Ladybird Studio主宰。活版印刷工房のLadybird Pressを運営するかたわら、手描き染め工房BLOSSOM・お値段以上の写真とデザインをお届けするカササギ写真&オナガ図案、などを今後展開していく予定。