ハタと見た、
レモンイエローとミントグリーンの狭間にね。
この人もまた、きっと誰かの大事な人よ。
声色優しく耳に残れど、
えいやと掻き消し無きものにして。
冷たいから風引かれる髪に、
諦めきれぬ湯気一つ、また一つと湯気のぼる。
麦のかほりに寄せられて、
また聞く声色 日に日に近く、
夏至を待たずにここへ来た。
梅雨の湿った陰気さも憂鬱も、
こっちの傘が大きいよと、引き寄せ言うから忘れるよ。
じっと覗き込む黒眼に、心拍早まりキュッとなる。
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ハタと見た、
レモンイエローとミントグリーンの狭間にね。
この人もまた、きっと誰かの大事な人よ。
声色優しく耳に残れど、
えいやと掻き消し無きものにして。
冷たいから風引かれる髪に、
諦めきれぬ湯気一つ、また一つと湯気のぼる。
麦のかほりに寄せられて、
また聞く声色 日に日に近く、
夏至を待たずにここへ来た。
梅雨の湿った陰気さも憂鬱も、
こっちの傘が大きいよと、引き寄せ言うから忘れるよ。
じっと覗き込む黒眼に、心拍早まりキュッとなる。