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インターネット前夜の話をしよう
『追憶の東京〜地図のような文章〜』のタイトルで本編より番外編が多くなってしまったコラムを届けてくれるサイトウさん。
『追憶の東京〜地図のような文章〜』のタイトルで本編より番外編が多くなってしまったコラムを届けてくれるサイトウさん。
もう番外編とつけるのもやめた。流れるままに横滑りしていくことにした。
セミが鳴く暑い季節になった。雨の日がずっと続いていたのが嘘のようである。梅雨が明け、夏が始まったわけであるが、本日既に室温は30℃を超えている。
足利市のアピタへ行ってきた。3階の本屋に着くと、『鬼滅の刃』のクジを引くための列が出来ており、にぎわっていた。
大学3回生の夏だっただろうか、驚くべきニュースが入ってきた。私の下宿がある群馬県前橋市の隣、高崎市に新しいレコード屋ができるというのだ。
10年くらい前に東京から地元である群馬県桐生市に帰って来るときに、持っていたレコードやCDをだいぶ処分した。
私はシンプルな人間です。楽しいときは楽しい音楽を聴くし、怒っているときは激しいハードコア・パンクなどを聴いてアングリーな気持ちを発散させたりします。
昨年の冬、栃木県足利市名草にレコード屋ができたという情報をSNSで見つけて、道に迷いながらようやく「BEDROOM RECORDS」に辿り着いた。
僕は昔から少しでも気になる事があれば、すぐに調べて答えを見つけて自分の知識として頭の中に保存していた。 本をみたり映画をみたり、色んな物に対して答えを見つけていった訳だ。